引き金は引かれる・後
最悪だ。
夢見が悪くて起きてみたら隣で寝てたはずの緒環さんがいない。確かに深夜に緒環さんが起きた形跡はあった。あたしも眠りが浅いもんだから、お手洗いにでも起きたのだろうと思ってそのまま何も疑問に思わずに眠りに戻ってしまったのだった。メッセージを送っても返信が来る気配が微塵たりともない。あたしは自分の電子端末と長らくにらめっこしたけれども、何も起きない。そりゃそうだ。何か緒環さんに起きてたらどうしよう?!いや、待てよ。緒環さんに何かが、じゃなくて緒環さんが何かしてたらどうしよう?!出てくれるよう念を込めて鬼電したけど、無機質な機械音声だけが虚しくも流れる携帯電話は役に立たない。
どうしよう、朝礼まであと3時間もあるんですけど?!それまでに緒環さんが帰ってくるのを待てっていえばいいの?!
いや、待つことなんて出来ない。でもマネージャー一人捜索のために選手全員を起こすような館内放送をかけるわけにもいかないし……、なんでこういう時頼れる人が一人もいないの?!あたしは怒りと不安と眠気で苛立ちの塊となって、懐中電灯と携帯電話を持ちベッドから飛び出した。先輩の部屋に控えめにノックせども、何の応答もない。ええい、仕方ない!!とあたしは暗闇の中、懐中電灯を片手に「緒環さぁ~ん……」とみんなを起こさないよう声を抑えつつ返答のない廊下の中を一人彷徨う。お手洗いにもいないし、二階のバルコニー、はたまたペンション周りまで独り周って見たけど肩を冷やす真夜中の風が吹き荒ぶだけ。流石の極端に暑がりのあたしでも、夜中に山奥の風は体にしみる。30分かけて合宿所内をくまなく探したあたしはええい、もう仕方ないと最終手段で蓮二の部屋へと突っ走っていった。
「蓮二、お願い起きて、蓮二ー!!」
「なんだ、まだ弦一郎しか起きていない時間だぞ。朝礼までまだ2時間半もある」
「緒環さんがあたしの寝てる隙に部屋から抜け出しちゃってたみたいで帰ってこないの、先輩も応答してくれなくて……」
「……なんだと?」
「もう、館内放送かけるしか思い浮かばなくて……どうしよう」
あたしが半べそかきながら言うと、蓮二はあたしに落ち着くよう優しく背をさすってくれた。緒環さん対策で蓮二と同室にされていた仁王はあたしを振り返りながらケロッとしていて全然眠そうにもしていなかった。普段だったら、あたしをからかう飄々とした態度にイラッとするところだけど仁王に何かされてなくて本当に良かった。つかの間の安堵のため息を漏らすと蓮二は「館内放送をかける。何かが起きてからでは遅いからな」とあたしが躊躇っていた案に素早く了承し、二人とも放送室までスリッパで駆けていった。何をしてるか分からない、っていうか何をしでかすか分からない。男グセ悪いだとかの境地だって分からない、だってあたしからは縁遠い世界なんだもん。
パタパタと焦りながら放送室までつき、蓮二が詫びの言葉を挟みつつ緊急点呼を行うという放送で合宿所の部屋部屋に光が灯った。ロビーに全員招集ということで、避難訓練でもないのに朝4時過ぎに招集された者々から大きな欠伸が聞こえる点呼が始まった。あたしは緒環さんが男子部員に紛れてこちらと目も合わそうとしないのを見つけた瞬間、全身がこわばるのを感じた。一人を除き、マネージャー計三名は部員の前に立つポジションだ。あたしの隣で気怠げに乱れた髪を整える彼女を目にし、手を固く握り締め目尻には涙が滲んできた。
「皆さんおやすみのところ申し訳ありませんが、緒環が行方不明とのことで緊急招集をかけました。スケジュールをずらし、朝の点呼を予定表に記載されているより30分遅らせますのでご留意をお願いします。それとこの件に関わっている者はここに残るように。この件の事のあらましは朝礼にて改めてご報告します。ーーそれでは、解散!」
弦一郎は戸惑いの表情を浮かべながら、何か言いたげに口を開きかけたけど「関係のない者との話は朝礼以降だ」と取り付く島もない蓮二の言葉に静かに頷き、不信感の拭えない神妙な面持ちで早々と自室へ戻っていった。せっちゃんは部員がゾロゾロと列を成して各々の部屋に帰る最中、最後尾に残り無表情で彼女に冷ややかな目を向けていた。ただ、呆れなどの感情の一片もない無情の瞳。軽蔑さえも感じたその視線はゆるりと円を描き燻りだけを残して、部屋へと帰って行った。
男子部員ひとりと、緒環さんだけが素直にその場に居残った。緒環は観念したのか腕を組みながら足を踏み鳴らしており、男子部員は緊張して肩をひそめ縮み上がっている。
「緒環を匿っていたのか?」
蓮二のストレートな物言いに、これ以上罪を被りたくない男子部員はブンブンと頭を振ると緒環さんは男気のなさに辟易したのか睨みつけた。どんだけ態度悪いんだよ。あたしは必死になって真夜中に藪さえも揺らした記憶を脳裏に思い浮かべながら彼女の図太さに感心する。男子部員はたまたま一人部屋に充てがわれた者で、緒環さんは部屋割りの図を持っているからそれを知っている。
「匿うなんてそんな……緒環が何か悪いことしたのか?」
「お前の部屋で何があったかは個人的に聞きたくはないが、それが該当する。マネージャーと部員との間で部活中にそのような過ちがあってはならないことは重々承知のはずだと思っているが?」
「な……!柳が言うようなことは何もなかったよ!」
追い詰められ弱々しく叫ぶ部員の姿は痛々しい。それを信じたい気持ちは山々だ。けれどもその気持ちをぶち壊すように、緒環さんは「ナニかって何の話してんの?子どもじゃねーんだけど」と明らかに喧嘩腰だった。これはもう……、あたしのフォローが効く範疇ではない。蓮二も流石に舐められてると思ってか怒り心頭の模様で「これまでの態度といい、今後お前の活動謹慎を考える必要がある。要するにこの合宿も先に辞退してもらうし、監督にもその旨を伝えておく。いいな、」といのいちにあたしに返事を求めてきた。だからそこは最初に先輩の許可を得てよとも思うところだけど、緒環さんの節操の無さにはあたしも失望しかなく小さく苦々しげに頷いた。それが返事だった。蓮二はあたしの次にようやく先輩にも振り返れば先輩は頭を傾げぞんざいに首を縦に振っている。緒環さんのこととなると関わり合いになりたくないようで、先輩はいつも蓮二とあたしの決めたことに関して異議はなしなのだ。
「緒環さん、部員との恋愛が禁止ってわけじゃないんだけどそういうことは部活外で親交を深めるとか……。部活中今後は弁えてくれるかな……?」
「だからアタシとコイツは一緒にいただけだっての!!なに、じゃあアンタと真田は完全に弁えてるっていうわけ?!」
「それは問題のすり替えだ。それに弦一郎とにこんなことは起き得ない」
「えっーと、蓮二、あたし達のことは置いといてさ。緒環さんには今後もう少し真面目に部活動の取り組みについて考えてもらって、頑張ってもらえればっていう話で……」
「ーーアタシはこれでも頑張ってるの!!!!」
大きく地団駄を踏んで緒環さんは聞いたこともない声で怒鳴り散らした。金切り声を上げる彼女の様子の豹変であたしは声を失ってしまい、蓮二は目を見張り軽蔑の視線を隠そうともしなかった。静寂さだけが物語る、緊迫した空気。あたしは固唾を飲んで張り詰めた空気を打破する一声を振り絞った。
「こ、今回のことはまた帰ってから処分を決めるので、とりあえず緒環さんは荷物をまとめて……」
「いいわよ。分かったわよ、邪魔者は出ていけばいいんしょ」
「それでいい。あと30分もすれば朝一番のバスが来る頃だ。近くのバス停までの地図をプリントアウトしてこよう。ここから歩いて10分もしないところにあるからな」
太陽が昇り始めるのを待つこともなく、蓮二は早々と緒環さんが帰る手続きに取り掛かった。あたしは緒環さんに何を言えばいいか分からず、緒環さんのやったことは許されることではないという規律を乱した怒りが混沌と渦巻き、それが喉に引っかかり咳払いが増えた。この恨みにも似た気持ちを胸に彼女の帰り支度を何も言わず厳しく監視し、これ以上何の問題もないよう合宿所の出口まで見送った。あたしは決して起こしてはならない合宿での不祥事に彼女を怒鳴りつけてやりたい気持ちと自分が彼女をちゃんと見ていなかったという自責の念に駆られて、もう、どうにも辛かった。あたしがあの時ちゃんと起きて彼女を見張ってさえいられれば良かったのだ。たった、それだけのことだったのに。
朝礼の間のあたしは上の空、がぴったりの言葉だったのかもしれない。色んな視点から自分のできたはずだったことを探してしまう。そうだ、蓮二に反対された時からあたしが彼女をマネージャーに引き入れなければよかったんだ。あたしが、あたしがいつももうちょっとちゃんとしてさえいれば……。仕事にはあたしの精一杯の熱心さを持っているつもりだったけれど、今なら分かる。
正直……あたしは怖かった。再び一人であの苦しみを味わう可能性があるのかもしれないと、逃げ腰だった。せっちゃんが倒れた時、レギュラーのみんなもいたけどそれでもマネージャーの立場としてはたった独りだった。一人で仕事をするのは好きだし決して苦ではないと言い切れるのだけど、せっちゃんが倒れた日から何度も泣き出しそうになるくらい浴びるプレッシャーを負担に思ったあの時の気持ちを分かち合える仲間が欲しかった。でもそんな甘ったれた考えは捨てて、マネージャー業を再び背負うことに腹を括れていたら良かったんだ。
その甘えが引き起こした、今回の件のことーー。
「どうしたんだ、。顔が真っ青じゃないか」
ハッと顔を上げるとそこには眉根を寄せ心配の色を浮かべるせっちゃんの瞳があった。そうだ、せっちゃんが倒れた時のことなんて本人が一番苦しかったに決まっている。あたしが音を上げていいことなんかじゃない。今日のことは、あたしにも責任があることだ。あたしは頭を振り、「ちょっと今朝の件で寝不足だからね」と何でもなかったように振る舞った。
「……今朝は飛んだ災難だった。元々緒環の業務量は多くないように見えるけど、と先輩の二人で担えそうかい?体調が悪いなら代わりに部員に仕事を振り分けてーー」
「ううん、大丈夫。あたしは大丈夫だよ。それに……心配かけてごめんなさい」
多分、こうやって微笑んでるのだって心の底からじゃないのを見透かされている。せっちゃんのまあるくてそれでいて鋭い目はいつも誤魔化せないんだ。それでもというなら、ということでこういう時はいつもせっちゃんに折れてもらってて……、こんなのあたしのワガママなんだけどね。
「そんな風に謝るは……見たくない」
けれどいつもと違いせっちゃんはつんと顔を背けて、少し怒っているようだった。……どうして?やっぱりあたしが自分のマネージャーの本分を遂げることができなかったから?そうだよね、謝って許されることじゃ……ないよね。あたしは俯いてスケジュール表を覗き込む。目に映る数字や言葉なんて一つも頭に入ってきやしない。
誰かがこちらへ向かって走ってくると思えば、弦一郎が青筋立て得も知れぬ表情であたしに事実を確認しにきた。
「原因究明は出来たのか?」
「う、うん……。何もなかったって。けれど緒環さんの今までの態度や今回の行動に鑑みての判断、だよ」
「なんてことだ!お前が一緒におりながら一体、どうしてこのような事態が起き得るのだ?!」
そこで完全に言葉を失ってしまった。あたしの中の何かが、プツンと切れて音を立てて崩れた。ファイルを抱えて込んであたしは再び爪先だけを眺めた。ダメだ、どうにも止まらない。胸の奥で何かが叫んでいた。涙が目尻に滲み出て、それはやがて一滴の涙となって頬を伝った。声にならない声が嗚咽にならないよう、つかえながら声を振り絞った。
「本当にごめんなさい。そうだよね、あたしのせいだ……」
そう力無く言うしかなかったことが悔しい。弦一郎に一番言われたくなかった。弦一郎に一番知られたくなかった。こんな風に醜い気持ちでいっぱいのところ。こんな風に弱くて脆くて、未だせっちゃんの帰りを待つ日々を引きずっている自分をーー。
あたしが立ち尽くし静かに涙を流す姿を見て、弦一郎は固まってしまっていた。せっちゃんがジャージを脱ぎそれをあたしに被せた。鼻を鳴らし、ぽろぽろと落ちていく雫があたしの頬を濡らす。それに何事かと蓮二が飛んでくる。引き続いて先輩も来る。……嫌だ、あたしに理不尽な嫌悪を押し付けてくる人に涙を見せるなんて。あたしは小さくしゃくりあげながら、何事もなかったように振る舞うために涙を拭って、それでも溢れ出るのを必死に堪えた。せっちゃんが厚意で羽織らせたジャージも強引に剥ぎ取り、つっけんどんにせっちゃんに突き返した。
「あたし、大丈夫だから。今回の不祥事の責任はあたしも負います。部員ではないので素振りやグラウンド周回は無理ですが……。緒環さんの分も仕事、挽回してみせますから」
「、その件については帰宅前の全体ミーティングで話すはずだろう」
「いいえ、同室だったあたしの監督責任です。あたしは大丈夫なので、みんな食堂へ行きましょう。ほら」
それは誰をも寄せ付けない意志だったかのように思う。空を睨み、誰とも目を合わせないあたしに歯向かう者はいなかった。先輩だけは、面倒くさいわねといった呆れ果てた素振りを見せてため息をついていた。
しかし、それ以外の誰もがあたしを見つめているのを肌で感じていた。あたしは……それでも絶対に弦一郎と目を合わせたくなかった。だって何も言わないって決めたのはあたしでもあるんだもん。……言い訳できないよね。それでも……。
……誰よりも弦一郎にだけはあんな風に責められたくなかった。
あたしはどうしたらいいか分からなかった。もうそれからは頭は空っぽだった。
あたしはみんなを朝ごはんへ促したのはいいものの、自分自身は食堂へ向かわなかった。どうにも胸が苦しい。食欲なんてこれっぽっちも湧きやしない。なんとなく、胸焼けより酷く胸の底に鉛玉があるように感じる。か細く呼吸をする度に喉を息が切り裂くような気がする。これは誰にも悟られてはいけない。だってこれは当然の報いなのだ。
緒環さんと泊まっていた部屋の後片付けをしながら、自分に言い聞かせる。あたしは大丈夫、こんなの何でもない。準備運動を始める部員達と共にコートへ向かった。残されたのはこの合宿の醍醐味、トーナメント形式の練習試合だけなのだ。あたしはどこか俯瞰的に自身を天から見つめ、自分の背が見える感覚で無意識のままスコアを記録していた。合宿最後の日……、あたしは不甲斐ないマネージャーの姿を晒してしまった。取り返しはつかない。自分のやるべきことをやる、それしかもう分からなかった。
いいや、もう一つだけ確かなことがあった。
……それは、弦一郎と顔も合わせたくないということ。
弦一郎は何度かあたしに話しかけようと試みたけどそれをあたしがうまい具合にすべて避けてしまった。そして残りの行事はスムーズに進み、全体ミーティングを終え気づけば揺られるバスの中。
あれからのことを心配してくれたのかジャッカルが遠巻きからあたしのことを見つめていたり、性懲りもなくパッチンガムを仁王が仕掛けにきたりした。柳生はそんな仁王を窘めていたっけ。さっきはブン太に新作のお菓子をくれるって言ってもらったような気がする。うん、それもいつも通りかわした……はず。あたしは行きと同じアイマスクをし、ミュージックプレーヤーでバスに乗る者どもの声をシャットアウトした。それは、自分の中の騒音をもかき消すことにはならなかった。むしろ頭の中に響いている言葉がずっと心に残ってかき消したいものだった。自身を責め苦しめるいくつもの声に紛れる、低く突き刺すような声。
『お前が一緒におりながら一体、どうしてこのような事態が起き得るのだ』
……返す言葉もない。
なんて情けないのだろう。こんなところで挫けている場合ではない。けれど、それと共に己の自己否定を激しく繰り返さざるを得なかった。
そしてまた気づけば自宅の玄関だった。合宿所から瞬く間に学校へ戻ってきて、学校で最終点呼を取って、それからどうしたっけ。分からない。脇目も振らずに駅まで突進していったことは覚えている。弦一郎が話しかける前に逃げなきゃ、それだけはしっかりと頭の中にあった。今弦一郎の顔を目にしたら……何を言うか分からない。また泣いて、困らせてしまうかもしれないから。
もっと良いマネージャーになろう、それしかない。頑張り続けよう、それしかない。だってあたしはダメだから……任された仕事もまともにこなせない、ダメな人間だから。
頭に残り続ける、弦一郎の責める声。日曜でもゆったりと晩酌をするパパやその相手を任せたいが故に夕飯だとしつこくあたしを呼びかけるママの声も無視し逃げるようにしてすぐさまお風呂に入った。お風呂で一人反省会をするためだ。ざぶんと熱い湯に浸かり、凝り固まった肩を手で押してほぐす。なんとなしに膝を抱えると、膝小僧を擦りむいていたことに気づく。……四つん這いになって、必死に緒環さんを探した痕だ。軽くかさぶたになっている。
合宿にて何が悪くて何を失敗したかを両手で数え上げ反省する。指を折ると、両手はグーの形になってしまっていた。十以上、……そうか、数え切れないくらいあるんだ。そうだよね、だって監督不行き届きなんだもん。
なんか……、今日あったことが事細かに思い出せない。こんなにボーッとしてても仕事、出来てた?ちゃんとスコア表は先輩と一緒に確認したし、部員の荷物紛失も無事なかったし、データを取った記録も蓮二に渡したはず。それから、……それから?思考が鈍くなり、何も考えられない。
強く揺さぶられる心をクリアにするため、なんとなしに脚を伸ばし背を底に倒しながら浅くバスタブの中に沈んでみた。いつだったか覚えてもいないプール授業以来に、水の中にいるあたし。何も浮かばない、お湯の中。目を開ければあぶくが昇るのが見え、急激に息が苦しくなる。一気に息を吐き出して、起き上がる。お湯が目と鼻と喉に入って痺れるように痛む。咳をすると、痛みのせいかそのまま涙が湧いてきた。泣いてない、泣いてなんかない。身体を洗うために湯船から上がり、シャワーで頭のてっぺんから身体を洗い流した。
絶対泣いてなんかないんだから。いつもより勢いの良い轟音のシャワーが、泣き喚くあたしの大声をようやく否定するようにかき消してくれた。
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